夢を叶えたいなら親の介護には手を出すな

2022年10月6日木曜日

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50代~60代を何かの犠牲にしてしまったら、その後の人生で夢を叶えることは難しくなる!


平均的な親子間の年齢差からすると、子世代が親世代の介護の問題に直面するのは、必然的に50代から60代が中心となる。その多くは現役の働き手だ。そのため、介護をしようと決めたとしても、思うようにいかないことが色々と出てくる。中には、仕事との両立は諦めて、休職や退職を選ぶ人もいるようだ。そして、その行為を、世間は「親孝行」と持ち上げて、称賛したりもする。

しかし、本当にそれでいいのだろうか? その判断は、間違ってはいないのだろうか? 実は、介護に対するスタンスは、その後の人生に、大きく影響を残すものとなる。だから、世間の風潮に流されることなく、今一度、冷静に考えてみる必要がありそうだ。


人生100年時代と言われる現代において、50代~60代の過ごし方はとても重要だ。その間に充実した準備が出来れば、その先には輝かしい未来が待っている。老いていくのを待つだけではないのだ。その若さなら、まだまだ、新しい夢に挑戦することだって出来る。

例えば、シルバー起業だって可能だ。定年退職後の再雇用制度で安く使われるよりも、自分の会社を立ち上げた方が、意外と稼げたりもするものだ。そもそも、シルバーなら大儲けする必要も無いわけだから、起業のハードルはけっして高くは無いのだ。

とは言え、入念な準備は必要だ。理想を言えば、退職前の10年間は、起業のための準備期間に充てたい。そうすれば、スタートから順調な滑り出しを見せることも、不可能ではないはずだ。それで、晴れて、企業経営者の仲間入りとなるのだ。

もちろん、対象は起業には限られない。高度な専門スキルを身に着けて、現場に張り付いているベテランもいる。そんな彼らだって、今があるのは周到な準備を行ったからだ。おそらく、起業を目指す場合と同じくらいの期間は、スキルの習得のために割いていたはずだ。


このように、シルバー年代になってからでも、もう一花咲かせようと望むのなら、まずは相応の準備期間の確保が必要だ。だが、そうなると、親の介護には協力するのが難しくなる。両方の期間が重なるからだ。

では、選ぶべきは、夢の準備と介護のどちらなのか?

答えは、もちろん、夢の準備の方だ。そうしないと、後で必ず後悔することになる。それどころか、親を怨むこともあるだろう。誰かのために夢を諦めるという選択は、なかなかハードなものとなるはずだ。

それに、親たちだって、子供の人生を自分たちの犠牲にはしたくないはずだ。子供たちの迷惑になるくらいなら、住み慣れた家を出て、施設に入ることもいとわないのが、親としての正しい生き方である。


が、もし、予想に反して、親が子に対して、介護を要求してきたとしたら?

厳しいことを言うようだが、そのような親は親として失格だ。そもそも、子の幸福を優先することが出来ていない時点で、親としての欠陥がある。だから、そんな親のために自分を犠牲にするのは間違いだ。何があっても、自分の時間は自分の夢のために使うべきだろう。

その選択こそが、自分の人生に責任を持つ、ということなのだ。


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